コントラバス・石川滋 コンサート♪
コントラバスのコンサートに行ってきました。
さて、コントラバスは ご存知ですか~?
弦楽器で1番大きな楽器です。大人の男性より、背が高いくらいの楽器で、立って(または、高い椅子に腰掛けて)抱きかかえるようにして演奏されます。
オーケストラでは、後ろの方で 音も目立たず、地味な楽器ですが その音がないと、ズー-ンと響く低音(根音)が無くて、オーケストラ全体の音が、安定しないで中に浮いた感じになってしまいます。
オーケストラでは、『縁の下の力持ち』と言うような感じでしょうか‥。
そして、今日はそんな 普段目立つことの少ない コントラバス、しかも ソロの曲も入った演奏会でした。
美しい低音の響き ☆彡
前半のプログラムは、ピアノ伴奏が入り
マスネ作曲の『タイスの瞑想』、ドビュッシー作曲の『月の光』
ベートーベン作曲の『チェロとピアノのためのソナタ第5番』
の3曲で聴きやすく、耳馴染みの曲でした。
『タイスの瞑想』は、ヴァイオリンではよく演奏され有名ですが、コントラバスでの演奏も床から響く音がとっても印象的でした。ドビュッシーの月の光は、ピアノ曲ですが 「弦楽器の曲だったかしら~?」と思うほど、キレイでコントラバスで演奏されても違和感なく、美しい しっとりとした音色を聴かせてもらいました。また、ピアノ伴奏なのか?共演なのか?と思うほど、加藤あやこさんのピアノと溶け合うような演奏でした。
『チェロとピアノのためのソナタ』は、まず チェロの曲をコントラバスで演奏されている所が、すごい!!
そんな事できるんだ!!っと言った感じです。
音域が違うので、きっと石川さんは、この曲の時は 調弦を高く変えてられるのだと思います。
全部の弦の調弦をチェロと同じように合わせて、でも コントラバスで演奏する!?。
しかも、音がキー-とひっくり返ったりしない、高い音も 弦ギリギリの所で、でも美しく演奏されている!!
驚きです!!
前回は、ドボルザークのチェロ協奏曲でしたが、今回のソナタも素晴らしかったです。
コントラバスでは、石川さんは日本一だと思うよ~と、伴奏の加藤さんも言われてました。 スゴイ腕前!!
混乱の社会と、音楽家 ♪
後半は、珍しいプログラムで ワインベルク作曲の『コントラバスのためのソナタ』
グリエール作曲の『コントラバスとピアノのための4つの小品』でした。
ワインベルクの作品は、石川さんも初めて手がける作品とおっしゃっていて、現代曲に近く、ショスタコーヴィチに似たような作風の作品で、コントラバスのソロの曲でした。なかなか、コントラバスのコンサートもありませんが、更に コントラバス独奏も、とっても珍しい作品でした。
石川さん自ら、少し作品について説明されましたが、ワインベルグは、ポーランド出身のユダヤ人で、迫害を逃れてロシアに移住したそうですが、そこでも収容所送りになったりして、過酷な生活だったようです。音楽にも様々な制限や、迫害があり、その中でも 芸術の中で自由を求め、密かに平和を求めていたようです。その時代を生き抜いたショスタコーヴィチとも交流があり、作風も似たようでした。
芸術家が長い歴史の中で、常に社会と闘っていると、音楽史を調べるといつも感じます。
モーツァルト、ベートーベン、ショパン、スメタナ‥ どの作曲家も、時代の流れ、社会の流れに翻弄されました・・。
あまり、平和すぎて 穏やか過ぎると、芸術はそれほど充実しないのかとも思いますが、苦難の中 音楽家たちが、自分たちの立場の中で、社会に訴え続けてきた歴史も、辛く 悲しい思いがします。
今日、石川さんが少しお話されたエピソードは、ショスタコーヴィチの名前の 音をメロディーにしていた、と言うお話も興味深く伺いました。『D E C H』→「レミドシ」と音階 に置き換えられます。
オーケストラの曲の中で、ディミヌエンドで何度もこの音が、主旋律の裏で 聞こえてくるそうです。
ショスタコーヴィチは、ちゃんとここに居る、消えていない、と言っているのでしょうか・・・。
歴史、音楽史、社会史と共に調べていくと、とっても面白い発見と、驚きがあります。音楽家が、密かにメロディーに託した思いが、今の時代にも伝わってきます。
最後のプログラムは、同じロシアの音楽ですが、ロマンティックな作風で、ラフマニノフや、チャイコフスキーに近い作品でした。とは言え、 ロマンティックな旋律の裏では、作曲家の苦難の想いはたくさんありました。チャイコフスキーも、ソ連を経て、ロシアにもどってから、最近の研究でも新しい発見があったりします。
美しい夢の世界は、暗く悲しい時代の裏側なのかもしれません‥。
ジブリの名演奏!★
コンサートの終わりに、アンコールをされました。
なんと、ジブリのトトロから、『風の通り道』石川さんが、久石嬢さんにコントラバス協奏曲を作曲してもらった縁で、ジブリの曲もCDに録音されているそうです。
ステキな低音のコントラバスと、様々な音色のピアノが魅力的でした。
導入で、ピアノの高音で小さな音がありました。まるで チェンバロのようでした。
コントラバスがメロディーを弾き始めると、ピアノは弦楽器の合奏のように流れるように和音で波立ちます。
中間部のリズムは軽快で、ジャズっぽい場面も軽やかなピアノ伴奏で聴かせてくれました。
ジャンル違いの音楽でしたが、こんなテクニックも音色も聴かせてくれるジブリは初めてかも・・・!!と思う演奏でした。
久しぶりに、良いホールで、いい演奏を聴かせていただきました。♪
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