「みんなが行きたくなる学校作り~不登校について考える~」
8月21日加古川市民会館で、「心の絆プロジェクト」児童会、生徒会代表者ミーティング に、行ってきました。
神戸親和大学の金山先生をリーダーに、親和大学の学生さんがサポートしながらのミーティングでした。
1.仲間作りピアサポート
始めに、会場の子ども達ももちろん、聴講している先生方、保護者の方々も一緒にジャンケンゲームや、ハイタッチなどで仲間作りをしました。
周囲の人とジャンケンをして、10回勝った人は、前に並んでいくゲーム。
このゲームをすると、「何がわかる?」
答えは
「この集団の中で、いじめられてる子が、浮かび上がる。」
でした…。
もちろん、今回の会場は、初対面の人達の集まりなので、誰も同じように、ジャンケンしていましたが、
いじめが有るクラスでは、最後に残った子が、いじめられるかもしれないのです。
この話を聞いて、納得すると同時に、寒気がしました…。
2.現在の加古川市の不登校の状況
次の質問は、
Q1「現在加古川市の不登校生が、何人居るのか?
小学生○人 ? 中学生○人?」
Q2 「小1~中3で、一番人気多い学年は?何年生?」
皆さんは、何人だと思いますか?
2022年小学生の不登校は、236人
中学生の不登校は、453人
2014年(8年前) 小学生の不登校 40人
中学生の不登校172人
小学生は、8年で5.9倍増えています。
このまま8年たつと、1392人が市内の小学校で不登校になるという事です…。
そして、一番多い学年は中3でした。
小1から順番に人数が増えて、最後中3が一番人数が多いそうです。
この状況は、加古川市だけでなく、全国的にほとんど同じような状況だそうです。
3.グループワーク
次に、「なぜ不登校になるのか?」
「どうしたら防げるか?」
「自分にできることは、どんな事か?」
と、次々課題にグループで取り組んでいました。
加古川市の岡田市長も、ワークショップから参加され、子ども達と、質疑応答しながら、一緒に学んでいました。
不登校の対策は?
会場に参加している、児童会の代表、生徒会の代表の子ども達は、どんな質問も積極的に考え、理想的な答えをドンドン発言していました。
でも、その裏では236人の小学生。453人の中学生が、教室に入れず、学校に行けず、うなだれて家に隠ってる…。
本当は、学校に行きたいけど行けない…。
または、行かないといけないと、思うけど、体がついていかない…。
そして、その子ども達を見守る保護者…。
他人から
「行かせない親が悪い。甘いんじゃない?」
と言う声…。
または、学校の先生から言われる事も有る。
そんな社会のままだと、まだまだ不登校は増えるはず…。
不登校生の気持ちも、その親の気持ちも当事者でないとわからないと思うが、
それぞれの質問に答えながら、
「自分にできることは、何か?」
と、考える時間を与えられた事は、これからの問題解決に繋がるのではと、思いました。
すべての子ども達にとって、楽しい学校になりますように。
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