ピアノレスナーが教える ピアノの成長。☺
2018/10/08
ピアノ、どうしたら 早く上手になる?
様々な年齢の、様々な子ども達とレッスンをしていると、音楽的成長は精神的な成長だなと思います。
その導きも、子ども達との信頼関係に尽きると、長年レッスンしてきてしみじみ思うのです。
(学校や幼稚園は、たった1年長くても3年とかですが、ピアノレスナーと生徒は、10年、20年も、珍しくないです。)
努力して、何時間も練習するから、上手ではなく、
とにかく 素直さが、一番だと思います。
いくら何時間も練習しても、間違ったまま練習していては、何の成長もなく 逆にマイナスです‥。
間違った音や、リズムや、指のクセが、ドンドン身についてしまっているのですから‥(TдT)
先日、ピアノの先生友達と話をしていて、「反抗期のレッスン失敗した‥。」と、その先生は言ってました。
反抗期を乗りきる!
我が子も、もちろん レッスンしていて、反抗期になった子ども達とどんなふうにピアノレスナーは付き合えばいいのか??? どんな先生も悩むところだと思います。
と、言うのもきっと私達が受けてきた昔のピアノレッスンでは、
先生に怒鳴られて終わりです。
とにかく、先生のおっしゃることは正しく、聞くしかなく、
もし白を黒と、言われても、白とは言えないところがありました。
私は、そんなレッスンはしたくないと思って、ピアノレスナーになりました。
では、どのように 生徒達と付き合えば、反抗期もスムーズにレッスンができるのでしょうか?
信頼関係 親と子 レスナーと生徒
信頼関係が一番!!
これは、子どもだけでなく、大人も同じだと思います。
自分がレッスンを受けている先生を信頼していないと、何を言われても、『聞く耳持たず』です。
『この先生が言うなら、嫌な練習もしてみようかな。ピアノ今日もちょっと弾いてみようかな。』
と、思えるのだと思います。
では、信頼関係はどうやって 作るのでしょうか?
とにかく、相手の目線と同じところでたくさん話しをして、たくさん共感する。
これに尽きるのだと、長年のレッスンを振り返り、また 卒業していった生徒たちとお喋りして思います。
『先生ずっと、私の話聞いてくれてたよな。』
『30分レッスンやのに、15分遅れて来て、それからまだ、「先生あんな、こんなことあってん‥。」
って、よう喋ってたわ私。でも、それ大事よな。
塾で、子どもら教えてたら、ようしゃべるねん。でも、家では喋らへんねんて。
学校も行ってへんみたいで、お母さんは
「ここで勉強せんでもいいんです。先生としゃべって帰ってきて、本人がスッキリした顔してたら、それでいいと思って。」
って言ってたわ。私もピアノレッスンが、そんなんやったんやわ。』
と、大学生になった元生徒が、バイトの講師している時に話してくれました。
あー、よかった(^O^) と、私は思いました。
この子に、そうして伝わっていたから、 私はあなたと一緒にピアノを楽しみたい。
音楽をしたい、でも そのためには、あなたと仲良くなりたい。
私はそう思ってレッスンをしています。
そんなピアノレスナーになりたいと 思って、この仕事を選びました。
そして、それが伝わっていたからこそ、私とその子のレッスンでは、反抗期は有りませんでした。
子ども達も、相手を見ています。感じています。
この人は信頼できる人、と思ってくれているからこそ、ピアノレッスンが進むのです。
私『ここは、リズム練習しようか。』→生徒『うん、やってみるわ。なかなかうまいことできひんけどなー。』
私『ここはどんな練習したらいいと思う?』→生徒『片手練習かな?』とか、『音読するわ。』とか、自分で考えて答えてくれます。
そして、大発見は、レッスンで反抗期が ハッキリ出てくる子達は、途中入会の子ども達なんです!!(・o・)
まだ、お付き合いが短く、私がどんな考え方でレッスンしているか、十分わかってもらってない生徒達。
『どうせ、前のピアノの先生と一緒やろ。練習してきて当たり前、みたいに言うからイヤやねん!!』
と、思っているんでしょう。
この時期、どれだけ 『私はそんな ピアノの先生じゃないよ。』っと、伝わるように話をしても、その時はとっても難しいです。
それでも、この時期を淡々と、何があっても、大声で怒ることなく、ただただ 淡々とレッスンをこなして、(本当にそんな感じなんです‥(T_T))過ごしていると、ある日突然 反抗期が終わります。
そして、その後は ケロっと、何事も無かったように また素直な、穏やかなお兄さん、お姉さんに成長するのです。
その後の、ピアノの成長は 言うまでもなく、個性的で 自由に羽を羽ばたかせた 鳥のようです!
思春期の子ども達と共に‥
子育ても 同じだろうなと、思います。
我が子は24時間、365日一緒なので、なかなか 冷静に 客観的にお付き合いできませんが、
子どもと、親の本当の意味で、信頼関係があると、反抗期も乗り切れるのではないかと 最近思います。
コミュニケーション能力を 親がまず高めていると、子どもは自然に 素直に話してくれる。
そして、ダメな時は 騒いで 大声で 怒鳴りつけるのではなく、ただ淡々と、言うべきことだけ言い、
後は待つ、忍耐のみかと思います。
そして、それを一緒に乗りきった親子が、大人になった時、本当の意味で対等に話ができる相手になっているのです。
ピアノの上達は もちろんですが、子ども達の精神的な成長を 一緒に過ごせる事も、
ピアノレスナーにとって 感慨深いものです。
いい仕事をさせてもらっていると、改めて実感しました。
12月の発表会に向けて、練習が始まっています!
みんなそれぞれ 一つピアノの成長がみられるよう 頑張っていきましょう。♪
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