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加古川市のピアノ教室「加古川音楽スタジオ」

矢野顕子さんと、上原ひろみさんの演奏から、リトミックの必要性・・

      2017/05/05

今日のあるテレビ番組で、矢野顕子さんと、上原ひろみさんが、生でセッションしている所を放送されていました。

二度と同じ演奏はない、今は今の即興演奏でされている様子でした。

私達、音楽に携わる人はもちろん、それほど詳しくない人たちにも、その凄さ、迫力の伝わる演奏でした。

何がスゴイ?

では、具体的にどこが どれくらいスゴイのか?

確立され、微動だにしないビート感

矢野さんと、上原さんは、ステージでグランドピアノを二台向かい合わせで演奏されていました。

3メートルほど離れている、この状態では、セッションする相手の微妙な呼吸や、息遣いは把握しきれないので、それぞれが演奏中ずーーーーーっと同じテンポ感を体の中に感じていないと、ピアノの演奏は揃わないのです。これが、「確立され、微動だにしないビート感」簡単に言うと、スタートしたら お互い決めた速さで休んだとしても、その休みの感覚も、同じ速さで体のなかで刻んでいるということです。これが難しい・・。ピアノの生徒たちには、休みになると音楽が止まってしまう子がほとんど・・。(私)「音楽はね、始まったら 最後まで同じ速さを数えてないと、ちゃんとした演奏にならないのよ。Aちゃんは、休んだ数数えてる?」

(生徒)「そんなん、弾いてないのに数えるなんて、めんどくさい!。」

こんな会話をよくします。他には、全音符など、長い音の時、弾きながら「1,2,3,4」と心の中でビートを感じて伸ばさないと曲は正確に弾けないです。でも、ほとんどの子ども達は、適当に長めに伸ばして、適当に次の音を弾いてしまいます。ソロの曲なら、何とかなりますが、連弾や、合奏などしたら、もうすぐに合わなくなります。そして、10人、20人、30人1クラスで合わせるなどすると、みんなバラバラ・・・・音楽会前の練習を聴くと、音楽の先生が気の毒になるくらい、それぞれが自分勝手に弾いています。それでも、本番が近づいてくると、だんだん揃っていくのは何度もすることで、だいたいこれくらいの長さ、とわかってきて演奏しているようです。でも、内容は何もわからず、「みんながこの辺りでこう弾いてるから、自分もこう弾こう」と感じてるのだと思います。 では、どうしたら 何となくではなく、きちんとわかって同じ速さでビートを感じていることができるのでしょうか?

ビート感のトレーニング ?

複数の人と、ピッタリあった演奏をするには、ビートをそれぞれが絶え間なく、ずっと心の中で刻むしかありません。それが苦手だと、適当になり、こんな上原さんと、矢野さんのような息の合った セッションはできないです。もちろん、100人近くになるオーケストラや、吹奏楽のアンサンブルなんて、ピッタリ合う演奏ができなくなります・・。では、このビート感はどのようにして身に付けることができるのでしょうか?

①自分で意識して、常に拍を感じて練習をする。

無意識に拍を感じれるようにトレーニングをする。

 

①は、もちろんですが、「めんどくさい」、とか、大人の方だと「やってるつもりだけど、音の事や、手元の鍵盤の事を考えてると、拍を考えている間がない」などと言われます。

①が、難しいとなると、②しかありません。②は、私の経験から幼児期にしっかりとトレーニングする必要があります。小学生になってからは、そのトレーニングをする時間と、吸収力が激減してしまいます。

ですので、私がお勧めするのは リトミックのレッスンでこのビート感を養うことです。

しかも、6歳半までにしっかりと身につけることが大事です。感覚器の成長がそれまでに急速に伸び、その後は横ばい状態。それを超えると 身につくのにも時間がかかり、その能力をキープする事も難しくなり、その場だけになってしまいます。ピアノ・レッスンでも私は色々試して来ましたが、身につくまでトレーニングしている時間がありませんでした。月に一回グループで試しましたが、なかなか定着しませんでした。頭ではわかっていますが、無意識にビートを感じているまで、トレーニングするには回数が少なかったようです。また、小学生になると、ビート感より次々曲をピアノで弾きたいほうが、親も子も優先され 家でビート感のトレーニングもしてくれません・・・。

こんなことから、やはり 小学校に入る6歳半までにこのビート感をリトミックのレッスンで身につけることは、上原さんと矢野さんのような ピッタリ息のあった演奏には欠かせないのです。

ビート感は他にも役立つ??

ビート感が、しっかり身についていると、

①拍子感

②リズム感

も自然に正確にとれるようになります。無意識のビート感を身につけると、聞こえてくる音をそっくり真似ができます

このそっくりと言うところが、ポイントですが、パッときいた感じではわかりにくいです。

例えば、地図をそっくり真似して書いてみます。パッと見た感じよく似ているように書くこともできますが、地図上の縦軸、横軸の枠を正確に作って書くと、ほぼ正確に誰でも書けます。音楽も同じです。正確なビート感が備わっていれば、グラフ用紙のメモリが全てどこまでいっても、正確に刻まれているということです。そして、その刻まれたメモリを小節線で区切っていくのが①拍子感です。3拍子なら、3個づつで区切っていきます。その区切られたメモリの半分や、四分の一で細かく刻んでいくのが②リズムです。

なんとなく弾けている演奏は、フリーハンドでメモリを刻み、その曖昧なメモリを頼りに、小節線を区切り、曖昧な小節線の中で適当に刻んでいくリズムを弾くので、何となく同じように聞こえるけど、ピッタリ合わない事になります。その合わないリズムを複数で合わせるともっと曖昧なところの誤差が際立って、弾いていても揃わないのです・・・。これでは、いくら練習してもアンサンブルするメンバーでピッタリ合うことが難しくなるのです。

しかし、正確なビート感をもっていると、いつでもどこでも、誰とでもセッションしてもピッタリ息が合います。そして、その究極のテクニックと、音楽性を併せ持つと、矢野さんと上原さんのような素晴らしい、息を飲むようなセッションができあがるのです!!^0^/~

そんな大切なビート感を身につけるため、リトミックのレッスンがベストなのです!

 

 - ピアノの先生の独り言

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