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加古川市のピアノ教室「加古川音楽スタジオ」

何歳からピアノ? リトミック?

      2016/12/16

ピアノのお問い合わせで多いのが、何歳からレッスンしてもらえますか?
と言ったご質問です。

きっと先生によって違うと思うのですが、私は1歳から5歳頃までリトミックをして、
4,5歳でピアノの導入をして、本格的にピアノのレッスンだけにするのは、小学生
からでいいと思っています。

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 1歳から!!

と驚かれるかもしれませんが、お母さんにだっこしてもらったり、
お膝にのせてもらって、リズムを感じることもとても楽しく、感じることにつながります。よく聞くのは、『テレビから音楽が聞こえると、つかまり立ちして膝を曲げ伸ばししてリズムをとってるみたいに動きます!』といった様子です。1歳でも、その聞こえた曲によって体の動きは変わっています。静かな曲は横揺れだったり、激しい曲には膝のくっしんが深くなっていたり、上下、左右の揺れも大きくなっていたりと、感じたそのままを動かせる体で、表現しているのです。 リトミックでもこうした活動をお母さんと一緒にしていきます。音楽の強さ、音の高さ、曲の速さで、活動する動きを変えていきます。これは、聴こえた音楽に体の動きで表現しているのです。いずれは、その表現が楽器演奏となるのです。

2,3歳

になると、先生の指示もわかり、体の動きもより活発になるので、幅広く活動できます。でも、まだ30分ピアノの前で座って練習なんて難しい年齢です。ですから、言葉のリズムで 「りんご」や、「かき」など2語や、3語を手で打つ練習や、高い音は上、低い音は下、などでリズムうちをしたりします。聞こえた音楽のテンポに合わせて歩いたり、走ったり、同じリズムで歩いたりすることはできます。2拍子の曲に合わせてスウィングしたり、3拍子に合わせてビートを打ったり、拍子に合わせて活動は、できます。

ピアノの鍵盤で 一つの音を同じリズムで弾くこともまだ難しい年齢ですが、以上のように、手でたたいたり、歩いたりすることはすぐにできます。こうして、体全体で出来る活動をたくさんしていると、ピアノレッスンに入った時、それが鍵盤の上で再現できるようになるのは、わかりますね。

 4,5歳

になるとピアノも少し弾けるようになりますが、まだまだ5本の指は上手く動かすことができません。手遊びなどで、自由に指が動き、指も鍵盤を抑えても崩れない強い指にしていかなければ、指の形も上手くできません。また、

・鍵盤の位置がすぐにわかる。(「ミの音はどこ?」がわかる。「ドレミ」と数えないでわかる)

・音階の配置がわかる(「ドの上はレ。ドの下は?」と聞かれてすぐにわかる。ドのひとつ飛ばし上の音は?」すぐに答えられる。)

・5線の仕組みがわかる。(第一線の 〇 の次は、第一間の 〇、と5線で順番にあがる音符、下がる音符が書ける、読める。)

・数字は1~5までわかる(ここでは、ただ唱えるのではなく、第2線はどこ?と答えられる。また、3の指はどれ?と指がすぐに動かせるか?)

・右と、左がわかる(手だけでなく、鍵盤の右側がだんだん音が高くなる、楽譜を左から右に読んでいく。 〇の右側、左側がわかるか。)

以上の事ができるようになって初めて、楽譜を読みながら弾けるようになります。この準備を4,5歳にしておけば、本格的にピアノを始めるのは小学生で十分という事になります。

もし、ピアノを始めて習うとき、以上のような準備がなければ、一から先生は説明して、生徒は一から練習して、覚えていかなければなりません。保護者の方は、それを家で練習させて、書かせて、弾かせて、覚えさせて・・・・、なんて思うと、先生も生徒もお家の方も、ピアノのレッスンが大変になってきませんか・・・。そうなる前に、楽しく遊びの中で音楽の基礎能力が身についていると、楽にピアノ演奏に入っていけます。

ピアノを弾くためには、本当に色々なことを覚えて、指が反応しないと弾けません。逆に言うと、ピアノが弾けるようになるのは、目も、耳も、頭も、指も、活発に働くという事です。だから、脳に とってもいいと言われるのですね。

ピアノは、子ども達にも もちろんですが、 シルバーの方々にもとってもいい脳の体操と言われていますね。

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